Sustainable Tourism

横浜のビアバイクツーリズムに参加してみた ~クラフトビールと脱炭素移動を楽しむサステナブルな体験~

先日、横浜で開催されている「ビアバイクツーリズム」に参加してきました。

参加したコースは、

・NUMBER NINE BREWERY(醸造所見学)
・REVO BREWING(試飲)
・横浜ビール(試飲)

を巡るルートです。

特徴的なのは、各ブルワリー間の移動手段が「ビアバイク」であること。
ビールを飲みながら参加者全員でペダルを漕いで、市内を移動します。※運転手は当然飲みません

ビールを楽しみながら移動する新しい観光体験

ビアバイクは参加者が力を合わせてペダルを漕ぐことで進みます。

移動中はビールを楽しみながら会話が弾み、
初対面同士でも自然とコミュニケーションが生まれます。
一般的な観光ツアーでは参加者同士の交流は限定的になりがちですが、
ビアバイクでは「一緒に漕ぐ」という体験があるため、短時間で一体感が生まれるのが印象的でした。

さらに、この日は即興演奏を得意とするピアニストも同乗。※ピアニストは漕がない
ドライブにピッタリな音楽を奏でてくれ、上り坂の時には「ロッキーのテーマ」の演奏で
応援してくれてツアーを大いに盛り上げてくれました。
街中を自転車を漕ぎながら生演奏を楽しむ体験は非常にユニークで、
まるで移動そのものがひとつのエンターテインメントコンテンツになっていました。

爽やかな風を受けながら横浜の街を走っていると、沿道の方々が笑顔で手を振ってくれます。
こちらも自然と手を振り返し、ピアノの音色と参加者の笑い声が街に溶け込みます。
街全体が観光体験に参加しているような不思議な一体感を感じました。

クラフトビールの魅力を学ぶ醸造所見学

最初に訪問したNUMBER NINE BREWERYでは、ビールを試飲しながら、
実際の醸造設備を見学してビールづくりについて学ぶことができました。

ほろ酔い気分でメモした内容ですが、こんなことを学びました。

・600リットルのビールを造るのに、150キロのモルト(大麦麦芽)が必要
・ビールの色はモルトの殻(ハスク)の色で決まる
・ホップの役割は香りと苦み付け
・ビール造りは、 煮る⇒濾す⇒発酵させる の3ステップ

その後に訪れたREVO BREWINGや横浜ビールでも、それぞれの個性あるビールを試飲。
醸造家の想いや地域との関わりを聞きながら飲むビールは、単なる試飲体験を超えた価値を感じさせてくれました。

サステナブルツーリズムとしての可能性

このツアーで特に印象的だったのは、「移動そのものが観光コンテンツになっている」点です。

ビアバイクは参加者がペダルを漕いで走行するため、移動に伴うCO₂排出がありません。
移動のためだけに車両を利用するのではなく、
体験価値を創出しながら脱炭素にも貢献しています。

また、
 ・地域のクラフトブルワリーを知ることができる
 ・参加者同士の交流が生まれる
 ・街とのコミュニケーションが生まれる
 ・環境負荷の少ない移動を実現する
といった要素を兼ね備えており、
サステナブルツーリズムに求められる環境・社会・経済の価値をバランスよく満たしているように感じました。

体験を通じて地域の魅力を知る

観光地を「見る」だけでなく、「移動しながら学び、交流し、地域の事業者を応援する」。

横浜のビアバイクツーリズムは、まさにそのような体験型観光の好例だと感じました。

クラフトビールが好きな方はもちろん、
サステナブルツーリズムやまちづくりに関心のある方にもおすすめしたいコンテンツです。

横浜の新しい魅力を再発見できる、非常に楽しい体験でした。